2016年2月14日日曜日

バックアップの話し

 日々お仕事をしていると、パソコンの中に積み上がっていく大量のデータ……みなさんどのように処理してますでしょうか?
 はんぺんのようなお仕事だと、本が完成したからと言って、データを削除する訳にはいきません。最終データは印刷所等に保存されていることが殆どだと思いますが、時としてうちにあるデータをベースに、作業が行われることがあるかもしれないからです(先だっても、随分前に納品したデータが再度欲しいと連絡がありました)。
 そのごくごくたまにあるかも知れない「いざという時」の為に、データは保存し続けないといけない訳です。今日はそんなデータのバックアップについてです。

 はんぺんで作業に使っているパソコンは、マッキントッシュなのですが、標準で「タイムマシン」という、便利なバックアップ機能があります。設定をしておくと、一日に何度も自動的にバックアップを取ってくれるのです。この「自動で」というのが重要です。面倒だったり、ついうっかり忘れてしまったり、人間誰しもあることなのですが、そんな時に限って、クラッシュしてしまったりして……そのためにも自動バックアップは必要です。


 はんぺんでは、データを救出しやすくするため、外付けのHDDにタイムマシンのバックアップを行っています。こうしておけば、万が一パソコンが起動しなくなっても、外付けHDDを別のパソコンに繋ぐだけで、データを抜き出すことができるからです。
 その安心感もあって、全てのデータをパソコンに入れっぱなしにしていたのですが、徐々にパソコンのHDDが一杯になってきました。
 そこで「タイムマシン」と並行して、他のバックアップ方法を導入することにしました。それが「レイド」です。

 レイドHDDには、1つの筐体の中に複数のHDDが内蔵されていまして、大きく分けて二つの使用方法があります。
1)レイド1 別々のHDDに、自動的に同じデータを保存する(ミラーリングともいう)。
2)レイド0 複数のHDDに同時に書き込むことで、高速なHDDとして使用する。

 今回使用したのは(1)の「レイド1」になります。同じデータを入れたHDDが二台存在することで、一つが壊れても、もう片方から復旧することができるのです。



 ということで、進行中の作業については、タイムマシンでバックアップを行い、作業が終わったデータはレイドHDDに移動させることにしました。

 今回購入したレイドHDDは、4TB×2(合計8TB)で、6万円くらいしました。バックアップにしか使用しないHDDだと考えると少し割高にも感じますが、はんぺんのような小規模事業者が導入するには使いやすいシステムだと思います。
 これでしばらくはHDD容量の不足に悩まされずにすみそうです。