2018年8月3日金曜日

「京都ケチケチ買い物案内」

今回は自分がデザインしたものではないけれども、どうしても紹介したいコミック本の話しです。

書名は「京都ケチケチ買い物案内」!
イラストレーターでもあり漫画家でもある著者が、京都でのケチケチ生活をスケッチした、エッセイ漫画(実用書)です。
これが著者2冊目のコミックになるのですが、前作「焦る!辻井さん」から5年がたつんですね。いやはや、月日がたつのは早いです。


















著者の辻井タカヒロさんは、大学の先輩でもあり、京都に住んでいた時代にとてもお世話になった方なのです(そういえば、京阪神エルマガジン社さんでのアルバイトも辻井さんからの紹介でした)。
知っている人が漫画に出てくるってだけで不思議な感じもありますが、ご本人と漫画の中のキャラクターが「ほぼそのまんま」なのです。
自分をここまで客観的に描けるって、かなりすごいのではないでしょうか?
前作同様、とても面白くて、家族共々ニヤニヤしながら読ませてもらいました。
漫画の中に児童手当の話も出てきますが・・辻井さん、もっともっと、売れっ子になっていても良いのではないかと思うのですが、どうなんでしょう。

さて、本の真ん中あたりに、私の記憶を掘り起こすような場所や人物が登場します。
そういう箇所を読むと、すこ〜し胸が苦しくなります。
自分にとっての京都は過去の場所であり、今となってはしょっぱい想い出が多い場所なのです。
今思い返すと、京都時代の僕はとても駄目な人間だったのですが・・それでも何とか生活できていたのは、周りの人たちが許してくれていたからなのだなぁと、京都という土地は、そういう優しい場所だったのだと、しみじみ思ったりします。
まあ、本質的にはその頃と何も変わっていないかもしれませんが・・


というわけで、ニッチなケチケチ京都情報が知りたい方はもちろん。京都在住の漫画家のふわふわっとした日常を知りたい方にも、手に取っていただきたい一冊です。

なかなか手に入りづらいのですが、
私は誠光社さんの通販で購入しました。

https://seikosha.stores.jp/items/5b3f0ea75496ff613b00079f

東京だと、荻窪のTitle(タイトル)さん、青山ブックセンター本店さん。下北沢の本屋B&Bさん、あたりに置いてあるそうです(辻井さんのブログに書いてありました)。
「焦る!辻井さん」の方はアマゾンでも購入できますよ〜