2016年4月4日月曜日

少しフォントの話し

今回はちょっと前の話しです。
いつもモリサワさん、フォントワークスさんのカッコ良い書体にお世話になっているはんぺんデザインですが、かわいらしい書体も大好きです。
中でも七種泰史さんの作る書体は、独創的! バランスも良し! しかも可読性も高い! という三拍子揃ったすてきな書体です。「キリギリス」や「歩明」なんかは様々なところで、良く見かけますよね。
↓こちら、デザインシグナル(七種泰史)さんのHPです。
http://design-signal.co.jp/

使いたい! と思い、好みの書体をいくつか購入したモノの、なかなか使用する機会が無かったのですが、先だってようやく形にすることができました。
















こちらは「なかなか決められない」状況から抜け出すための心理術を解説した本です。考え方を少し変えるだけで、ものの見え方が大きく変わるんだなと、気付かされる内容です。

この本のタイトル部分に使用している書体は「タイプ7」。やや角張った字形で、少し真面目な印象も持ちつつ、組んでみると楽しげな印象になるという、不思議な魅力をもった書体です。
他にも、デザインシグナルさんより購入したものの、まだ使えていない書体もあったりするので、積極的に使っていきたいですね。
というわけで、比較的固いイメージの本が多いはんぺんデザインですが、楽しげな本のご依頼なども、ドシドシお待ちしています。

















こちら、本文書体には遊明朝体のRを使用しています。少し文字間を開けることで、女性向きなすっきり読みやすい感じを狙っています。
本文書体で使用するには、印刷所さんが対応していないなど、使いづらいことが多いのですがこの時はPDF入稿で対応しました。——編集のM様、その節は御迷惑おかけしました。